Column of hiroyoshi kawagishi/amahoro MUSIC

3.11東日本大震災を経て

この度の震災がもたらしたモノ、それが真に大きいことを日ごとに痛感している。
国家全体にとって、各地域にとって、そして一人一人の個人にとって
大きく大きく禊がれている感が致します。

僕にとっても勿論のこと、心は今でも揺さぶられ続けています。
本当に必要なものは何なのか、個人にとって、社会にとって、
地球全体にとって・・・

何が本当に大切なものなのか!?

これまでの人間中心の世界観のまま人類が突き進んでいって
本当によいものなのか!?

この度の震災を通して地球自身から
僕たち一人一人に問われている気がするのです。


これからは一部の政治家や組織といった特定の権力に国や社会の命運を預け、
漠然とした無力感のうちに単なる傍観者として社会の動静に無関心を装い、
一個人の小さな幸せを追い求めて行くだけでは決して済まされないと思います。

僕たち一人一人が欠くべからざる世界の創造者なのであり、
世界全体に対して共同責任を負うものだと僕は観じているからです。


それはなにか表面だった大きな動きをするということだけを意味していません。
僕たちが日々発している意識そのものがこの地球空間を行き交い、
影響し合って今のこの世界を作っているという認識から申し上げています。

意識はエネルギーです。エネルギーは波動です。
それは電波に例えられます。
僕たち一人一人は受信と発信を絶えず行っている放送局なのです。
インターネットやテレビを使わなくても、
心という放送局は年中無休で働いています。

ちょっと想像してみてください。
僕たち一人一人の心の放送局から発信された意識、エネルギー、響きが
ぜーんぶ合わさって一つの交響曲を奏でていることを・・・

そう、まさに地球交響曲“ガイアシンフォニー”を僕たちは日々奏でているのです。

あなたはどんなシンフォニーを聴きたいですか。

僕たち一人一人の意識がこの世界を変えていく鍵なのです。

あなたはどんな世界を望みますか。
どんな世界に住みたいですか。
あなたの願う幸せはどんなですか。


僕は一言でいえば“のどかな世界”を望んでいます。
のどかで無邪気で自由な世界・・・
生きとし生けるあらゆるものが調和して生き生きと輝いている世界・・・

力の代わりに徳が支配する世界。

恐怖と疑いが愛と信頼に置き代わればお金も法律も国も必要なくなるでしょう。

そんな世界に僕は住みたいです。

「そんなの絵空事だ、無理に決まっている」という声が聞こえてきそうです。
そう思う人には無理でしょう。
何故ならばすべては想いのままだから。

まず、心で願いイメージすることが出発点です。
思わなければ何事も成就しません。

心に種を植えることです。そしてそれを慈しみ育てることです。

“のどかな世界”
僕はそれは可能だと信じています。
可能というよりもそれが本来のあり方だとも。

何故ならば今あるこの世界は僕たち一人一人のこれまでの意識が作り上げてきた
結果に過ぎないから。

もう競争や戦いは飽きました。充分に味わいました。
そろそろ卒業したいです。

闘争本能や性悪説などという根拠の無い暗示をいつまでも受け入れている必要は
全く無いのです。

僕たちは“選ぶ”という生まれつきの特権を持っていることに気づくべきです。

僕は未だ拙い一音楽家に過ぎませんが、この世界に生を受けた一人の人間として
自らの選んだ価値観に基づいて責任と自覚を持って
これからを毅然として生きていきたいと思っています。

そして願わくば、もう既に新しい世界の創造に向かって各方面で行動されている
先人の方々や同じ価値観を有するたくさんの友と力を合わせ、
愛と信頼の輪を築きながら
自分たちの望む世界の創造に向かって邁進していきたいです。

以上が今回の震災を通して僕が新たにしている感慨です。

テレビやインターネットを通じて、被災された方々のひたむきなお姿、
救済に一身を捧げられているボランティアや自衛隊の方々、
誰かの役に立とうと真っ直ぐに向かっていく若者たちやこどもたちの姿を拝し、
僕は日々勇気をもらい、感動し、未来への大きな希望を感じています。

僕は僕の出来ることをやっていきます。

世界人類が平和でありますように

2011年7月17日